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その01 : 施工面積(床面積)を減らす
まいど、よこやんです。
ここでは、新築をお考えの方に少しでも費用を抑えるためのヒントを掲載しています。
その01 : 施工面積(床面積)を減らす
「家を小さくすれば、コストが下がる」と言う、ごくごく当たり前の理屈です。
同じ材料を使用するのであれば、家を小さく計画することにより、屋根や壁・床などの面積が減り、当然使用する材料も減ります。
この減った分がコストダウンとなるわけです。
では、ここで問題です。
下の①②について、どの順番で進めていくのが良いと思いますか?
①間取りを先に決めて、後でサイズダウンする。
②床面積を先に決めて、間取りを考える。
どちらも間違いではない(やってやれない事はない)のですが、おすすめは②です。
①の場合、「縮小すればよいだけでは?」を思いますが、単純に縮小してもおさまりが悪くなったり、バランスが崩れたりしてしまいます。
間取りを考える際、モジュールというものがあり、間・尺・寸やメートルで寸法を出していく為、縮小するとこのモジュールがおかしくなってしまいます。
多くの材料や建材がこのモジュールサイズで生産しているため、規格外のものはコストをかけて特注生産するか、最悪の場合生産自体が出来ないという事態になりかねません。
例えば、弊社では間・尺のモジュールを使用しています。1間が約1,820mmです。
考えた間取りから20%縮小すると、モジュールが1,456mm単位となります。
全ての間取りのモジュールがこの単位になりますので、上記のような問題が起こってしまうのです。
こうなると、せっかく考えた間取りを大幅に変更したり、最悪の場合
1から考え直さなければならなくなる可能性も出てきます。
検討に検討を重ね、やっとできた納得のいく間取りを作り直すのは、労力以上に気持ちが滅入ってしまいます。
こうならないためにも、まずはどれくらいの大きさの家を建てたいか(建てられるか)、そこから検討を始めることをお勧めします。
ちなみに、間取りを考える際は、方眼紙を使うと便利です。
1cm=1mとか、1cm=半間として間取りを考えていくと、モジュールが揃うのでうまく間取りを考えられます。(1間×1間で1坪となります)
小さくて見にくいですが、参考に私が書いたラフ画を掲載しておきます。