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その07 : 部分2階建てより、総2階建て
まいど、よこやんです。
ここでは、新築をお考えの方に少しでも費用を抑えるためのヒントを掲載しています。
その07 : 部分2階建てより、総2階建て
1階より2階の床面積の方が小さいのが「部分2階建て」。
1階が2階にそのまま乗っかったような形状が「総2階建て」。
簡単に分類するとこのようになります。(よこやん画伯の絵をご参照ください)
では、なぜ総2階建てがおすすめなのか?
延べ床面積(1階と2階の床面積の足し算)が40坪の家を建てると仮定します。
部分2階建て ・・・ 1階30坪 2階10坪
総2階建て ・・・ 1階20坪 2階20坪
1階部分が大きい(広い)と、家の土台となる基礎工事の施工面積が増えます。
コンクリートや鉄筋などの材料が増えますので、当然コストアップになります。
(平屋が割と金額が高い傾向にあるのは、こういったことも理由のひとつです。)
また、場合によってはそれなりの大きさの土地が必要になりますので、土地の購入代金も上がる可能性があります。
さらに、部分2階建てでは、大きな箱に小さな箱が乗っかるような形状になります。
コーナー処理が増えたり、小さい屋根がいくつも必要となったり、材料費・手間が増え、コストアップにつながります。
通し柱と呼ばれる1階~2階につながる1本の柱の数が少なくなり、構造的に総2階建てより弱くなることもあります。
(実際は、どんな形でもしっかりと構造計算を行ないますので、そんなことはないのでご安心を)
構造的にも、総2階建ての方が単純で施工しやすく強い傾向にあり、耐震性能などの優先順位が高い方は、総2階で建てる事をお勧めします。
シンプル・イズ・ベストは、家にも当てはまる要素なのです。
この辺りは、ハウスメーカーや工務店としっかり打ち合わせし、分からないところはどんどん聞いて、納得したお家を建てましょう!